2011年11月29日

中山道ウォーク(17)野尻宿→三留野宿(上)

前回の終わりから出発です。
国道と中山道が接近していると、こういういいことがあるわけです。
大きな駐車場があり、大型バスですら止められるんですから。よく見つけましたね、豊鉄観光。

中山道ウォーク(17)野尻宿→三留野宿(上) 中山道ウォーク(17)野尻宿→三留野宿(上)
前回、宿場外れの庭先に猫たちが戯れていました。
いつも道路でゴロゴロして通りすがりの人にちょっかいを出してるみたいです。
前回3匹しか見えなかったネコ、5匹いました^^
どれも毛並みはきれいで、ちゃんと飼われているみたい。
旧中山道とはいえ時には車も通ります。ヤツら道路の真ん中でもゴロゴロするくせによくひかれんもんだと感心。
人が相手にしているときは車がよけていくことをヤツらは知ってますな。車が来ても知らん顔。
むしろこっち気をもみます。
いつまでも相手をしているわけにも行かず歩き始めると、1匹だけ付いてきます。
また相手にすると、どこまで付いてきそうな気がして、惹かれながらも歩き進むと、やはり途中で立ち止まりました。
こっちを見てにゃーーーーーと鳴いている。
戻ってこーいと言ってるでしょうねぇ。
そしてあれが彼の生活域。あそこを出ることはないのでしょう。
彼らのことを野尻のニャーと呼びますか(=^. .^=)ミャー

中山道ウォーク(17)野尻宿→三留野宿(上)ネコと別れてすぐ柿の木がありました。これがまた取ってくださいといわんばっかりに道路にオーバーハングしてる。
そして道路には熟した柿の実が落ちてつぶれて、道路を汚している。
「こりゃいかんぞ!道路を汚さんためにも、熟した実は処理しないと!」と屁理屈をこねて、一個もいで食ってみました。
もうジュクジュクで吸えば口の中に入ってくるほど。
あーーーーうみゃーーーー!
食べかけていると前方に人だかり。
「こりゃ一気に抜くチャンスだ!」
ところが足止め食った。
なんでもこのあたりにあったという一里塚の碑の除幕式に行き会ったのでした。
なんで平日にやるんだよ(苦笑)
碑文を書いた女の子も緊張気味で、幕を引っ張ってました。
「旅人もこちらへ!」とツアーの一部の人たちはメディアにも写真を撮られてたようです。
いつも「跡」の碑は無視して歩いてますが、そういうものにも、やっぱり人の心は籠もってるんだなと感じてしまいましたな。
でも人の心が籠もったことで石じゃなくなるんですよ、ああいうものは。
写真を撮るよりも、手を合わせる方がふさわしい気がしますface05
沢を渡り右へと下ります。
雨の予報が出ているにもかかわらず、なんとかここまで天気は持ちこたえています。
いつ降り出しても不思議じゃない空です。
ましてや木曽は谷だから、それ以上にくらく感じます。
でも今日はアップダウンや、うねうねが多くて、とても楽しい道のりです。
こんなに楽しい気分は久しぶりーな気がします。

中山道ウォーク(17)野尻宿→三留野宿(上)ゆっくり歩いてるつもりなのに。どうもペースは速いらしい。
あっという間に十二兼の駅に着いてしまいました。
トイレがあるし、駅の向こうに一里塚の碑があるのでここで人がたまってしまいました。
乗客がいるわけでなし、列車が来るわけでなし、だれにも迷惑は掛からんのですけどね。
でも雨がとうとう降り出してきました。
時間がたつにつれ強くなってくる。
もう傘なしでは歩けない...
線路沿いの道のかなたには、霧に煙った木曽の山々が3段になって見えています。
柿其橋の下には南の寝覚の床があります。
一眼を抱えている姿を見て、近くの人が「写真、撮れませんね」と。
中山道ウォーク(17)野尻宿→三留野宿(上)雨に打たれながらも写真を撮りました。
本家にはかなわんかもしれんけど、これはこれはで名勝なる哉。
そこから奥地へと行けば、柿其水路橋があります。
水力発電のために大正期築かれたもので、近代遺産として重要文化財に指定されています。
登録文化財じゃないですよ(笑)




Posted by くじらちゃん at 12:21│Comments(0)
 
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